腰椎脊柱管狭窄症・ヘルニアと診断された50代男性（会社員事務職）の方がご来院されました。
症状・状態
腰痛のため会社までの通勤で歩くことが出来ず休職中の方の来院。
MRIの検査で5か所の狭窄症と1か所のヘルニアと診断され、痛み止めの薬は全く効かず、ブロック注射を受けるもほぼ変化がない状態で、奥さんの紹介で来院されました。
当院の所見・施術方針
症状としては臀部から足先にかけての痛み、痺れ，間欠性跛行などの、医師の診断からの症状と合致していました。
ブロック注射で駄目の場合は手術も考えたほうがいいかもと言われるも本人は極力手術は避けたいとのことでした。
卓球で実業団の選手だったこともあり、膝の靭帯断絶も経験され現役の時にかなり無理をされてきたようでした。
行った施術
年齢的にはまだ狭窄症においては若い部類なので安易に手術をしていいのか分かりませんでしたが、本人が手技で行けるところまで治療したいことだったので、初回から細かいところを見るよりあくまでも全体のバランスを重視し、股関節から臀部さらに下肢にかけて筋肉・関節・神経、さらに腰椎・骨盤の骨の施術を週1回を2か月したところ出社できるまで回復しました。
この2か月は休職されました。
その後は少し間隔を空けて来院されましたが、どうしても親指の痺れがなかなか取れないので、根気よく施術しました。
腰椎の器質的な問題は手技では変えようがないので、元に戻すことは出来ませんが、人間本来の治す力を引き出すことで、その痺れもかなり小さくなりました。
まとめ
100％完治は難しいかもしれませんが、今ではランニングも出来、手術をしなくて良かったとのことです。
狭窄症は年齢や状態によっては、手技に限界はあると思います。
しかしいきなり手術の選択もリスクはあると思います。やってみなければ分からないこともありますので是非一度整体でのトライもしてもらいたいです。
